おうちの鍵がないのにママもいない!どうする?を解決するのにSORACOM LTE-Mボタンを使ってみる
メリークリスマス!!みなさん2018年のクリスマスを楽しんでいますか?
さて、唐突ですがamazonダッシュボタンを、みなさん覚えてらっしゃいますでしょうか?
このamazonダッシュボタンは500円で購入できて、ボタンを通じた初回注文時に500円差し引かれるので実質無料で使えます。ボタンを押したらカンタンに(この写真のボタンの場合は天然水が)アマゾンで購入できるというもの。ボタンを使用するにはWiFiなどの通信設備が必要になります。
SORACOM LTE-M Button powered by AWS - SORACOM
一方、このSORACOM LTE-MボタンはWiFi設備がない場所や、移動中でも基地局をキャッチできれば、どこでも使うことが可能なのです。田舎のおばあちゃんちにも置けるスグレモノ!
ちなみに、このボタンのLTE-M(Long Term Evolution for Machines)はLPWA(Low Power Wide Area)と呼ばれる、消費電力がとても少なくて広く通信できるIoTに適した通信の1つで、キャリアの基地局に直接繋がります。SORACOM LTE-MボタンはKDDI IoT 通信サービス LPWAを使用しているそうです。
今日はこのボタンを使って、「おうちの鍵がないのにママもいない!どうする?」を解決したいと思います。
我が家の次男も来春はピカピカの小学1年生!4月からは自分で鍵を持ち歩くことになります。スマホも持っていないし、お金も持っていない状態ですが、鍵をなくしたり、忘れたりすることもきっとあるでしょう。
「おうちの鍵がない!」「家に誰もいない!」という場合は本当に困るはずだし、とても心配・・・なので、そういう場合にテクノロジーで備えてみることにします!
まずはSORACOM LTE-Mボタンを入手しましょう。
SORACOMユーザーコンソール内で購入できます。アカウントがない人は作成してください。
こちらのサイトからも購入できます。AWSのアカウントがない人は作成してください。
上記のサイトからユーザーコンソールにサインインしたら、このような画面になりますので、LTE-Mボタンを入手できたら、デバイスの登録をおこないましょう。
デバイスの登録ボタンを押すとこのような画面が出ますので、LTE-Mボタンの裏側にある電池ケースの中に書いてあるデバイスIDを入力してください。
デバイスが無事登録されると
左メニューから、管理 > デバイスを選択するとデバイスIDが表示されているはずです。
デバイスIDが表示されているところを押すと、このようなデバイスの状態が画面に表示されます。デバイスが有効になってなかったら、右上にあるアクション▼から、デバイスの有効化を選択してください。
※デバイスの登録解除をしてしまうとボタンが使えなくなるようなので注意してください。
次に、プロジェクトを作成します。左メニューから、管理 > プロジェクトを選んで、プロジェクトの作成ボタンを押します。するとこのような画面が表示されますので
プロジェクト情報の指定に必要な情報をいれます。
(私は、プロジェクト名に「OpenSesami」、説明に「開けゴマ!」を入れました。)
次へを押して
プロジェクトのプレイスメントのテンプレートの定義に必要な情報を入力します。
デバイステンプレートの定義の開始を選択してください。
私はデバイステンプレートの名をSendMoMSMSに、アクションはSMSを送信するを選択しました。
プレイスメントの属性にも必要な情報を入力します。
(私は以下のように入力しました。
・電話番号のデフォルト値:携帯電話の番号(+国番号からはじまる番号)
・メッセージ:玄関のドアを開けて!ボタンが押されました。開けゴマ!
)
プロジェクトの作成ボタンを押すと、このようにプロジェクトが作成されているのが確認できます。
みなさん登録ができましたか?これでボタンを押したら登録した携帯のSMSにメッセージが届くはず!
実際にLTE-Mボタンを玄関の外に置いて、ポチっとしてみると、ボタン表面のライトがオレンジ色に点滅し、その後緑色が点灯して消えます。
すると・・・
無事!私のスマホにメッセージが表示されました!
これで「おうちの鍵がないのにママもいない!どうする?」という場合は、このボタンを押して家に着いたことを私に知らせることが可能になりました!
やったね!
あとは忘れずに、
こちらのユーザーコンソールでもデバイスの管理ができるように登録をしてください。
- コンソールから登録することなく、1年間もしくは1500回分のクリックを超過した場合、使用できなくなりますのでご注意ください。
とのこと。忘れないように気をつけましょう!