この記事は、オープンソースPDK(Process Design Kit) Advent Calendar 2023の1日目の記事です。
さてさて、今年もアドベントカレンダーの時期がやってきましたね!🛷🎄
今日は「気軽に🤶はじめてのミニマルファブOpen Source PDK🎄」という
記事を書いていきたいと思います。
みなさん、今年の11月1日にミニマルファブのOpen Source PDKが公開されましたね!
国内のOpen Source PDKとして期待されているミニマルファブのPDKですが、実は昨日(11月30日)まで「ミニマルファブに作り込んだ素子アレーを使った設計コンテスト」というのを開催していました。
入賞者の選考基準として「なんらかの意味で面白いこと」と書かれている!!
これは初心者のワタシでもチャンスかも!何か出さなきゃ!とうことで気軽にカンタンなインバータ回路を作って応募したので手順を書いていきたいと思います。
「ミニマルファブ設計コンテストに参加してみる」というチュートリアルが用意されているので、その説明を読んで作業していきます。
今回、回路図を描くソフトのxschemはLinuxで動作させたいので、
ワタシは、公開されているオープンEDAを利用してネットリストを出しました。
このコンテストは、
NMOS: 16個 (W/L=10um/10um)
PMOS: 16個 (W/L=40um/10um)
n拡散抵抗:16本 540 Ω
p拡散抵抗:16本 3.6 KΩ
キャパシタ: 16個 0.41 pF
とPADが既に配置されているGDSが用意してあるので、
ML1のみの配線でなにかしら面白いレイアウトを設計するという内容です。
ワタシのインバータ回路はこんな感じになりました。
でも、LVSが通りません・・・・
他の皆さんがdiscordに投稿しているのを見るとgit pullして新しいコンテスト用のレイアウトにする必要がありました。作り直すと、nmosとpmos の位置のズレがなくなって、LVSも通りました。
あと、インバーターだけだと面白くないし・・・・ここはダジャレでいこう!ということでインベーダーっぽい形を10umの正方形を組み合わせて作成しました。
両サイドにインベーダっぽいM1を配置して完成です!!
「INVERTER_INVADER」と名付けました!!
レイアウトはKLayoutというソフトでmacで作業しました。締め切り日当日でも
気軽にはじめて応募することができましたよ!
めでたし・めでたし。
みなさんもいろんなOpen Source PDKを使って、気軽にアドベントカレンダーにも参加してくださーい!待ってます。
さて明日のオープンソースPDKアドベントカレンダーの記事は、秋田先生@akita11でーすよー!
みなさんお楽しみに🌲