この記事は、オープンソースPDK(Process Design Kit) Advent Calendar 2023の16日目の記事です。
オープンソースPDKのアドベントカレンダーへの投稿も3回目!
今回は、金沢大学の秋田先生がやっているMakeLSI:という半導体コミュニティの2023年夏の相乗り試作の話です。
半導体のハの字も知らない主婦が、クリーンルームに入りたいという憧れから入って、そこからは毎年なんか回路を作って、相乗りチップに乗せてもらっています。
相乗り試作2023夏ではシュミット・トリガ回路を作りました!
なんかキャッチーな名前なのとアナログ回路作ってみたかったので決めました。
ダミーレイヤーをつけるとバラツキを抑えられると教えてもらい、完成したGDSがコレ!
回路を書いたりシミュレーションしたりするXschemというソフトウェアはLinuxで動かすので、EDAサーバーを使おうと思ったのですが、環境設定がうまくいかなくて挫折。
LTspiceでやればいいって教えてもらえたので、できたんですがこんな感じの回路図です。
シュミットトリガ (Schmitt trigger) は、入力電位の変化に対して出力状態がヒステリシスを持って変化することを特徴とする電子回路である。
ってWikipediaに書いてあるのですが、実はヒステリシスって何??
って感じで、作ったのに、まだうまく説明できないです。
年内にチップが出来上がってくるらしいので、その時にまたブログを書いて説明できればいいな。届くのが楽しみ。
毎年こんな感じ↓で自分のために作り方のメモをNotionにまとめているんだけど、いつも最後まで上手く書けず公開できてないです・・・ごめんなさい・・・
ワタシは詳しいことがわからないけど、
OpenRule1umというPDKを使っているんですが、
今の半導体のオープンソース化の波がくる以前から使っているのだけど、
コミュニティ内でだけ使うから完全にオープンではないから
オープンソースPDKではないって扱いなのかしら??
ワタシはいまだに、秋田先生の言っていたエリンギが
ワタシにもいつか作れたらと秘かに思っています。
最初に入った時はwgexというレイアウト設計ができるオープンなソフトで描いたんですが、
「わからないことがあったら質問してください」
と言われて、
「wgexってなんて読むのですか?」
とか聞いたのをいまだに覚えています。
正解は全く覚えていなくって、いまだに自分の中では「ダブルゲックス」って呼んでいます。
次にgladeというレイアウト設計ができるオープンなソフトを使って描いていました。
このgladeというソフトがバージョンによってはボコボコ描いてるあいだに
落ちるんで、なんかあの時、忍耐力を鍛えられた気がする。
(ポエムおしまい)